† β2Mg †
〔β2 microglobulin〕
β2マイクログロブリン 基準値 血中:1.3〜2.1mg/dl 尿中:13〜287mg/dl


β2Mgは赤血球を除く有核細胞表面に存在する主要細胞適合抗原のL鎖で、分子量は約12000である。
おもに腎疾患、自己免疫疾患、腫瘍性疾患の診断として測定される。

●血中β2Mg
糸球体障害の指標になる。
GFRが70%以下になると血中β2Mg値は増加して、GFRと相関を示す。

●尿中β2Mg
近位尿細管障害の指標になる。
尿細管障害時には近位尿細管から再吸収が障害され、尿中への排泄が増加する。

また、血中および尿中の濃度は、腎機能低下だけでなく、免疫疾患や悪性腫瘍でも増加する。


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基準値(正常値)は計測機器によって多少の違い(誤差)があります。各病院の検査データ基準値を目安にしてください。
また、表示単位が異なる場合は基準値が全く違う場合もありますので、検査値が大幅に違うときは同じ単位で表されているかも確認してください。

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